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25年分のラブレター

ASKAさんへの想いや思い出を綴るブログ

La La Land

 

「歩かなければ何も始まらない」

音楽と人を読んでから、ASKAさんのこの言葉がずっと頭の片隅にあって、それはじわりじわりと私の歩みにも影響してきているような気配がしていた。

そんな思いを抱く中、一足先に出張中の機内で観てきた夫に勧められて、映画「La La Land」を観に行った。ミュージカル、ジャズ、ピアノ。これはもう、すぐに行かなくっちゃ。

行く前日、泣ける映画かと夫に聞いたら、うーんそういうのではないよ、と言うので気楽に行ったのだけど。誰だそんなことを言ったのは、ティッシュを探すのが大変だったじゃない。

わずか2時間の間に、こんなに笑って泣いて、ワクワクして、何かを始めたくなるエネルギーをもらえるなんて、最高のエンタテインメントだ。

そして映画を観終わってみると、「歩かなければ何も始まらない」という言葉が、「歩けば何かが起こる。そしてそれはきっと、良いことに違いない」という風に私の中で置き換わっていったことに気付いた。

以前、雑誌のインタビューでASKAさんが発した「表現というものは、ポジティブであるべきだと思う」という言葉に私は深く共感して、その言葉を大切にしてきたのだけど、今改めて思った。

在りたいエネルギーを発し続けることで、自身は自ずとその方向に近付いていくし、そういう人や状況を引きつけていく。

だからやっぱり、思ったことしか起きないし、思っていないことは起きない。

そう思ったら、何だか急に、やりたいことがいっぱい出てきた。ミアがくるくると衣装を変えては歌って踊り出すように、私もお気に入りの洋服を着て、足を鳴らして街を歩きたくなった。セブが葛藤の中でも、自分の好きな古き良きジャズを追求する姿に、またジャズを聴きに行きたくなった。この俳優はわずか3ヶ月でピアノをマスターし、映画中の演奏も全て自身のものであると知り、私にも何だかものすごい力が湧いてきた。

久々に自分の観たい映画を映画館で観て、もう一つ思ったのは、やっぱり映画というものは、映画館で観ることで一番その芸術を味わえるように出来ているのだろうなということ。映画なら映画館のフィルムで、小説なら本という形で。

と考えると、音楽はどうだろう。CDは一つの完成された形なのだろうけど、生の音楽からでしか感じられない空気感や息づかい、気のやりとりや、その場所でしか起きない何かがある。音楽は詰まるところ振動であるから、その振動を生で受け止めるのが最高の味わい方なのかもしれない。

ASKAさんとその日を共有するのはまだ少し先だろうから、ASKAさんが準備運動をしている間、私はジャズを聴きに行こう。子供が小さいから夜出歩くのは夫だけだなんて誰が言ったの。誰も言ってなかった。
楽しいことは、何でもやりたい。