理由
時々、あの空に消えた飛行機のことを考える
星になったあの人達を想う
やりきれないほどの気持ちというものを想像してみる
どんなに上を向いてもこぼれてしまう涙のことを思い浮かべてみる
どうしようもない位受け入れ難いことにも
出口の見えない苦しみや孤独にも
理由があってほしい
前へ進むための、理由があってほしい
生まれ出ることと同じ位の不可欠が存在するのだと確かめたい
何もかもを知っている星空を見上げてみる
そうしたらね
きらきら瞬く光を見つめているだけで
どうして涙が出ちゃうんだろう
っていう位、分からなくなっちゃったよ
教えてってお願いしたのにね
でもずっと星を眺めていたら
朝を迎えることの理由は分かった気がしたよ