緊張と解放

朝から、月が近付けば少しはましだろうを何度も聴いていたら、何だか切ない気持ち満載になって、Man and Womanが無性に恋しくなってしまった。

久々にDOUBLEのPVを取り出して観て聴いて、もうその安堵感にものすごい泣けた。どんな感情に苛まれたとしても、この曲が全てを包み込んでくれる気がする。本当、私はこの曲を空まで持っていきたい。

何故か朝から号泣してしまったけど、慣れない場所に預けられた子供が不安な時間を過ごしていたところに、戻ってきた母親の顔が目に入って、思わずうわーーんって泣いちゃう感じ。その子供の気持ちが、良く分かった気がした。

音楽は緊張と解放。
そうか、これもそういうことなんだ。
この変化に、感情が揺さぶられるんだ。

見回してみると、色々なことにこの対比がある。スポーツも、思考や表現も、人生も。

緊張と解放を、いかに効果的にちりばめて、なおかつ自然に成り立たせるか。その解放を味わうために、何度も体験したくなるか。

というプロフェッショナルなんだな、ASKAさんは。

気付くと期待が高まっていて、でもその期待はなかなか達成されなくて、待って待って、最後にやっと満たされる。

アルバムを手にする時の安堵感はどのくらいだろう。