出会い

そう簡単には、これまでや今の気持ちを表現出来ない気がする。

言葉にした途端、それに縛られてしまう気がして、とても慎重になってしまう。

 

だからとりあえず、思い出を振り返ってみようと思う。

 

CHAGE&ASKAと私の出会い。

1991年の、多分夏か秋頃のこと。

 

小学校6年生だった私の家に友人数人が遊びに来て、そのうちの一人の子がTREEのアルバムを持って来て聞かせてくれた。

今も当時もテレビに疎い私は彼らを全く知らず、誰これ?と聞いたら「えっ知らないの?今すごい流行ってるんだよ!」と言われ、「へーそうなんだ」と私。

 

その後何となく気になっていて、CDを購入したのだと思う。


そして12月、FNS歌謡祭に彼らが出ることを知り、家族で外食予定だった私は、番組を予約して出かけた。

帰宅後、リビングのソファーで酔った父親が寝ている横で、SAY YESと僕はこの瞳で嘘をつくを観た私。

 

何がそうさせたのかは今となっては分からないけど、私はすっかり夢中になり、何度もビデオテープを巻き戻しては、ローテーブルに足をかけ、「♪だから 君の顔 見つめたよー!」と真似して夜中まで歌っていました。

この間、父親はピクリともせず寝ていたのがとても印象に残っています。

 

その夜から私はCHAGE&ASKAのファンになったんだ。