温かいポジティブな代償

思えば、私が言葉について考えを巡らせるようになったのは、ASKAさんのブログがきっかけだった。 ブログが始まった当初、ネット上にはASKAさんについてのたくさんの意見が溢れていて、それが自分に向けられたものではなくとも、胸をえぐられるような気持ちに…

音楽のゆくえを考える。CDと、配信と。

CDは今後、コレクターのものという位置付けになって行く。 これからの音楽の供給は、間違いなく配信になっていきます。 CDは、そのアーティストのものを手元に置いておきたいという、 言わば、グッズのようなものになります。もう、そうなっていますね。 10…

自分のためにやりきる

「自分の仕事をつくる」という、「いい仕事」の現場を訪ねたインタビュー記録の本を読んでいる時、こんなエピソードに出会った。 それは、あるピアノ奏者に「音楽家にとって、もっとも重要な能力は何か?」という質問をしたところ、迷わず「聴く能力」である…

これから音楽をどうやって聴こう

ふと思い立って、家の中のものをどんどん減らし、片付ける日々が続いている。新しい風の通り道が出来るようで、清々しい気分になる。 AVボードに並んだCDを眺めて、やっぱりこれらも処分することにした。以前より大分減っていたけれど、もうCDを持つのをやめ…

MV撮影

8月の下旬、夫の実家を訪ねた。先に帰省していた夫から話を聞いていた義母が真っ先に尋ねて来たのは、ASKAさんのMV撮影のことだった。義母の中でいつの間にか、私はあの事件以来ASKAさんのファンをやめたことになっていたらしく、私が撮影に申し込んでいたこ…

光と影

なんだか久しぶりに、ASKAさんの歌を聴いた。何故だかしばらく、違う音楽と本の世界に入り込んでしまって、聴くことがなかった。そんなに長い間ではなかったかもしれないけれど。 Too many peopleと、SCENE IIIを取り出した。ASKAさんのその言葉の深さと奥行…

物語の力

私はいつからか小説というものを読まなくなってしまって、気付けば、読む本といえばもっぱら、ビジネス書や自己啓発書のような実際的ものが多くなっていた。 大学生の時に、村上春樹に出会ってその小説の世界に魅了された。村上春樹を教えてくれたその時の彼…

好きなものを、好きと言ってみる

私のウクレレは、何年も仕舞われたまま使われることがなくて、一昨年のある時取り出してみたら、購入年が2005年と書いてあった。 今となっては思い出せないけど、きっと、CHAGEさんASKAさんが同じ時期に偶然ウクレレを買っていたというのを会報で読んで、よ…

時間は消えていく、ここから先は

ちょっと前、何気なくテレビを観ていたら、吉田拓郎さんが映っていた。もう70歳になったんだと思いながら見ていたら、こんなことを言っていた。 「いろんなことが、いろんな意味で最終章に向かいつつある。」 そして音楽も含め色々考えるところがあるけれど…

あの日とそれから 2

やり場のない気持ちを、慌ただしい引っ越しの準備が紛らわしてくれた。合間を縫って、日々友人達と会い別れを告げた。時々ASKAさんのことで私を心配してくれる人がいたけれど、なんだか何にも上手く言えなかった気がする。 夫に遅れて7月の終わり、静岡市で…

あの日とそれから 1

もうすぐ3歳になる娘が、みんなとブランコを取り合っては揺らしていた。 5月の春の陽気が気持ちの良い土曜日の朝だった。私達は、保育園の懇談会に参加して、終わるとみんなで近くの公園に向かった。思い思いに遊び回る娘と子供たちを、夫と微笑ましく眺めて…

寄せて返す波のように繰り返すもの

私は時々不思議な夢を見るけれど、今年に入ってから何故か、判を押したように月に一度、ASKAさんが私の夢に現れる。 その日の夢では、とても穏やかな笑顔のASKAさんがふいに私の前に現れた。夢のとても浅いところにいた私は、4月のASKAさんの夢はもう見たは…

700番 第一巻

この本は確か、3月20日に届いて、翌日から読んで、23日にはざっと所感を書き終えていた。だけどどうも、その書いた文章を読み直したり推敲するのは気が進まなくて、この本について考えをめぐらすとか書き記すというのが何故だかとても重荷なことのように感じ…

信じるという意味

これまで私は、誰かを信じるとか信じないという風に考えたことがなかったと思う。あえて答えを出すのなら、起きたことのありのままを受け入れる、という考えでいた。 だから、信じることが楽さとASKAさんが言うその意味がいまいちしっくりこないでいた。この…

La La Land

「歩かなければ何も始まらない」 音楽と人を読んでから、ASKAさんのこの言葉がずっと頭の片隅にあって、それはじわりじわりと私の歩みにも影響してきているような気配がしていた。 そんな思いを抱く中、一足先に出張中の機内で観てきた夫に勧められて、映画…

Album 「Too many people」

音楽を言葉にして表現するのはとても困難なことのような気がする。目に見えないものだから?そうかもしれない。でもそれに加えて、音楽はたやすく言葉にしてはならないような、神聖なものという気さえしてしまう。感動が大きいと、なおさらに。 私は音楽を語…

理由

時々、あの空に消えた飛行機のことを考える星になったあの人達を想う やりきれないほどの気持ちというものを想像してみるどんなに上を向いてもこぼれてしまう涙のことを思い浮かべてみる どうしようもない位受け入れ難いことにも出口の見えない苦しみや孤独…

イメージ

友人から、レンタルしたBlu-rayが映らないので、試しに何でもいいからBlu-rayを貸してと言われた。 我が家で所有しているBlu-rayはこの方のものだけであります、と言って昭和が見ていたクリスマス!?を差し出した。 先日そのお家に行くと、「やっぱり映らなか…

700番 第二巻/第三巻

この本を読んで思ったことを改めて書いておこうと思い長々と綴ったのだけど、まるでお堅い論文のような体になってしまったので、やめることにした。 私がここに書き残しておきたいのは、ディテールを分析することでも批評することでもなくて、想い。やっぱり…

音楽と記憶

「君の知らない君の歌」を妊娠中に聴いたことをとても後悔していた。ひどいつわりで、その時にリリースされたこのアルバムを、せめてもの気分転換にと思って聴いていたのだと思う。 出産後、何気なくこのCDをかけたら、1曲目のイントロを聴いているうちに、…

生まれるということ

街で小さな赤ちゃんを見かけた。きっとまだ生まれて数ヶ月の、首も座っていない赤ちゃん。 その愛くるしさに胸がきゅんとしながらちっちゃな赤ちゃんを見つめていたら、ごく自然に、おかえり、という気持ちが沸いた。また生まれてきてくれてありがとう、と。…

伝わってきたこと

朝はここ数年ずっとテレビ朝日な我が家だけど、今朝は久々に、めざましテレビを観てみることにした。 テレビをつけるとちょうどASKAさんのニュースをやっていて、昨日の放送を福岡で観た人30人に、尿とお茶をすり替えた理由について納得できるかとアンケート…

ASKA CONCERT TOUR 2009 WALK

過去のライブDVD、何があったかなと取り出して眺めていて、気付いたことがあった。 どのライブをどこの会場で観て、どんなエピソードがあったかをすらすら思い出せるのに、WALKツアーだけは、全く記憶がない。DVDも、ほとんど観たことがなかった。なんでだろ…

緊張と解放

朝から、月が近付けば少しはましだろうを何度も聴いていたら、何だか切ない気持ち満載になって、Man and Womanが無性に恋しくなってしまった。 久々にDOUBLEのPVを取り出して観て聴いて、もうその安堵感にものすごい泣けた。どんな感情に苛まれたとしても、…

PRIDE

ずっと気になっていた昔の会報のASKAさんのコメントがあって、探してみた。2007年の会報だった。 その記事では、何故PRIDEのような曲が、女性にも支持されるのかということについて、ASKAさんが推測していた。一つは、女性もこの曲に出て来る気持ちを持って…

シンフォニックコンサート

good timeが好きすぎて、過去のLive DVDのこの曲だけを順番に観ていった。 GOOD TIMEツアー、My Game Is ASKA、シンフォニック、WALK とほぼ毎回歌われていて、ASKAさんにとって大切な一曲なんだなと今更ながらに実感すると同時に、何故今までこの曲の素晴ら…

X1

FUKUOKAではASKAさんの変わらない歌声と美しいメロディーに魅了され、 さてX1はどんな曲なのだろうと、どきどきしながら歌詞に目を通してみた。 第一印象は、あれ?意外なほどに、ストレートな言葉。のように思える。 そして曲を聴いてみると、語り口調のメ…

言葉

言葉は、誰もが使えるものだけれど上手く使いこなすのは難しい 音を出すだけなら出来ても美しく奏でるのは難しい楽器のよう ASKAさんの紡ぐ言葉が好き 愛を、誰もが知っていて誰も使わない言葉で表現する 巧みな比喩で私達の想像力を駆り立て物事の対比を鮮…

SCENE III

2005.11.23 リリース このアルバムは、実はこれまでそんなに聴いてこなかった。 何となく、手が伸びなくて、仕舞ったまま時が過ぎていた。My Game is ASKAは何度も何度も観ていたのだけれど。 でも発売された時は、はりきって3枚購入した。山野楽器で、CDを…

WAVE

子供が寝静まり返った真っ暗闇の寝室で、音楽を聴いていた PRIDEがかかった時、急に昔の光景が蘇った 小学生だった私が、レコードショップへの道を歩き、二人のCDを買いにせっせと通った日々 新譜を買う時は違うところに行ったけれど、このお店には旧譜がた…