2020.2.11 東京文化会館 ASKA premium ensemble concert -higher ground-

会いたい会いたい。 ASKAさんに会いたい。 higher groundの映像リリース告知動画を観たら、あの日の感動が一気に蘇って来た。 このライブ、最高だったよね。 今の日常から考えたら、想像出来ないくらい特別な空間で共有した時間だった。 あの日聴いたFellows…

在るものになく ないものに在る

2018年11月5日。 ASKAさんの復帰後初となるコンサートの日。今振り返ると、この時の私は、遠くで眺めている人だったと思う。正確には、関心を持っているけれど、熱量が決定的に不足していた。 その日、国際フォーラムに到着すると、ものすごい数のカメラと報…

6年後のnot at all

4月のその日は、この時期にしては暑いくらいの陽気だった。自粛生活が続き、スーパーとドラッグストアと公園ぐらいしか行くことのない毎日。 リビングから上の部屋へ行こうと階段を数段登ったところで急に、胸が締め付けられるせつなさのようなものが前触れ…

頬をつねる話

(この記事は、現在公演中のツアー演目についての記述を含みます) 2月9日。 hiroさんが参加されている優美塾の写真展のお誘いを頂いていたので、家族で伺うことにした。 さらに、この日の神奈川県民ホールのチケットを余分に取られてしまったということで、…

ASKAさんの音楽を聴く理由

久々に結構な雨が降った朝。 駅まで自転車で行くのはやめて、歩くことにした。今日は少し長く音楽を聴ける。わくわく。 何にしようかな。 雨の朝に気分を上げていける曲がいい。 玄関を出てかけた曲は、Bon Joviの"It's my life"。カッコ良すぎるー。 ビート…

2020.1.15 LINE CUBE SHIBUYA ASKA premium ensemble consert -higher ground-

(この記事は、現在公演中のツアー演目についての記述を含みます) 「えっ、この間行ったばかりなのにまたASKAさん行くの?そんなに好きなの?」最近何故かいつもぷんぷんしている8才の娘に言われてしまった。そうなのもちろん行ってくるよー。 1月15日、朝…

2019.1.9 東京国際フォーラム ASKA premium ensemble consert -higher ground-

(この記事は、現在公演中のツアー演目についての記述を含みます) 1月9日。今日はライブの日だー。早朝、洗面所で身支度をする傍ら、スマホで音楽を聴くことにする。ASKAさんの曲をシャッフル再生したら、最初にかかったのは「僕はMusic」だった。この曲大…

SOUND ALIVE presents 横浜合同演奏会

今年の初めに東京に戻り、春からは仕事を始めた。 会社で働くのが久しぶりなら、満員電車も夕方の保育園のお迎えからの慌ただしい生活も久しぶりで、あっという間に日々が過ぎていく。 気付けばすっかり音楽を聴く時間がなくなってしまった。通勤時間は電車…

オンリーロンリーの思い出と

4年間住んだ静岡市を離れることになった去年の夏、慌ただしく引っ越しの準備をしていた時に、見つけた本があった。 ASKAさんの詩集「オンリーロンリー」。2冊並んだ本が、入りきらない本棚の上で埃をかぶっていた。 オンリーロンリーの思い出。 1冊は中学生…

alive in live

もう結構前だけれど、ずっと中身を改めることなく放置していた非常持ち出し袋を、やっと思い立って整理した時のこと。 こんなものが出てきた。 2007年、alive in liveのツアーグッズで購入した、非常食のパンの缶詰。 買ったことすらすっかり忘れていて、タ…

星空

ある時しきりに考えていたこと。 星になった人達から見る星空は、どんな景色となって映っているのだろう。星となってもまた見上げる星空があるのか、それとも四方見渡す限りの星の中にいるのか。 ふいに星になった人達は、そのわけを全て悟り、受け入れ、幸…

その落差が浮き彫りにするもの

ある時ふと、日本のポップシンガーと言ったらこの人って言うのは誰だろうと考えて、最初に名前が浮かんだ槇原敬之を聴いてみることにした。 マッキー。と言えば小学生の時に買った「どんなときも。」が初めて聴いた曲だった。イントロからメロディがとても印…

東京の街で思い出したこと

3月の終わりの日、東京国際フォーラムに行く予定があった私は、新幹線に乗って東京へ向かっていた。 当日の朝ふと、一番最後に行ったASKAさんのライブはどこだったかなと思いを巡らせていたら、そうだ、今日行く国際フォーラムだったんだ、と思い出した。 20…

遠くで眺めている人

今に始まったことでもないかもしれないけれど、私は、遠くで眺めている人になっているんだなぁと思うようになった。ASKAさんが新しいブログにお引っ越ししてからは、なんとなく、さらに遠くに感じるようになった。 それでも、ソロ曲アンケートには参加させて…

音楽を想う。考える。

キッチンで料理をしながらASKAさんの歌を聴いていたら、夫が突然、「あれ、ルネサンス?」と言った。 意味が全然分からなくて「はい?」って聞き返したら、「文芸復興」 だって。そうだよ良く気付いたね。だって大分聴いてなかったものね。 でも色々あったん…

温かいポジティブな代償

思えば、私が言葉について考えを巡らせるようになったのは、ASKAさんのブログがきっかけだった。 ブログが始まった当初、ネット上にはASKAさんについてのたくさんの意見が溢れていて、それが自分に向けられたものではなくとも、胸をえぐられるような気持ちに…

音楽のゆくえを考える。CDと、配信と。

CDは今後、コレクターのものという位置付けになって行く。 これからの音楽の供給は、間違いなく配信になっていきます。 CDは、そのアーティストのものを手元に置いておきたいという、 言わば、グッズのようなものになります。もう、そうなっていますね。 10…

自分のためにやりきる

「自分の仕事をつくる」という、「いい仕事」の現場を訪ねたインタビュー記録の本を読んでいる時、こんなエピソードに出会った。 それは、あるピアノ奏者に「音楽家にとって、もっとも重要な能力は何か?」という質問をしたところ、迷わず「聴く能力」である…

これから音楽をどうやって聴こう

ふと思い立って、家の中のものをどんどん減らし、片付ける日々が続いている。新しい風の通り道が出来るようで、清々しい気分になる。 AVボードに並んだCDを眺めて、やっぱりこれらも処分することにした。以前より大分減っていたけれど、もうCDを持つのをやめ…

MV撮影

8月の下旬、夫の実家を訪ねた。先に帰省していた夫から話を聞いていた義母が真っ先に尋ねて来たのは、ASKAさんのMV撮影のことだった。義母の中でいつの間にか、私はあの事件以来ASKAさんのファンをやめたことになっていたらしく、私が撮影に申し込んでいたこ…

光と影

なんだか久しぶりに、ASKAさんの歌を聴いた。何故だかしばらく、違う音楽と本の世界に入り込んでしまって、聴くことがなかった。そんなに長い間ではなかったかもしれないけれど。 Too many peopleと、SCENE IIIを取り出した。ASKAさんのその言葉の深さと奥行…

物語の力

私はいつからか小説というものを読まなくなってしまって、気付けば、読む本といえばもっぱら、ビジネス書や自己啓発書のような実際的ものが多くなっていた。 大学生の時に、村上春樹に出会ってその小説の世界に魅了された。村上春樹を教えてくれたその時の彼…

好きなものを、好きと言ってみる

私のウクレレは、何年も仕舞われたまま使われることがなくて、一昨年のある時取り出してみたら、購入年が2005年と書いてあった。 今となっては思い出せないけど、きっと、CHAGEさんASKAさんが同じ時期に偶然ウクレレを買っていたというのを会報で読んで、よ…

時間は消えていく、ここから先は

ちょっと前、何気なくテレビを観ていたら、吉田拓郎さんが映っていた。もう70歳になったんだと思いながら見ていたら、こんなことを言っていた。 「いろんなことが、いろんな意味で最終章に向かいつつある。」 そして音楽も含め色々考えるところがあるけれど…

あの日とそれから 2

やり場のない気持ちを、慌ただしい引っ越しの準備が紛らわしてくれた。合間を縫って、日々友人達と会い別れを告げた。時々ASKAさんのことで私を心配してくれる人がいたけれど、なんだか何にも上手く言えなかった気がする。 夫に遅れて7月の終わり、静岡市で…

あの日とそれから 1

もうすぐ3歳になる娘が、みんなとブランコを取り合っては揺らしていた。 5月の春の陽気が気持ちの良い土曜日の朝だった。私達は、保育園の懇談会に参加して、終わるとみんなで近くの公園に向かった。思い思いに遊び回る娘と子供たちを、夫と微笑ましく眺めて…

寄せて返す波のように繰り返すもの

私は時々不思議な夢を見るけれど、今年に入ってから何故か、判を押したように月に一度、ASKAさんが私の夢に現れる。 その日の夢では、とても穏やかな笑顔のASKAさんがふいに私の前に現れた。夢のとても浅いところにいた私は、4月のASKAさんの夢はもう見たは…

700番 第一巻

この本は確か、3月20日に届いて、翌日から読んで、23日にはざっと所感を書き終えていた。だけどどうも、その書いた文章を読み直したり推敲するのは気が進まなくて、この本について考えをめぐらすとか書き記すというのが何故だかとても重荷なことのように感じ…

信じるという意味

これまで私は、誰かを信じるとか信じないという風に考えたことがなかったと思う。あえて答えを出すのなら、起きたことのありのままを受け入れる、という考えでいた。 だから、信じることが楽さとASKAさんが言うその意味がいまいちしっくりこないでいた。この…

La La Land

「歩かなければ何も始まらない」 音楽と人を読んでから、ASKAさんのこの言葉がずっと頭の片隅にあって、それはじわりじわりと私の歩みにも影響してきているような気配がしていた。 そんな思いを抱く中、一足先に出張中の機内で観てきた夫に勧められて、映画…